2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議で、世界で一番貧しいムヒカ大統領(南米ウルグアイ)の演説を元に作られた一冊。
給料の大半を貧しい人のために寄付し、公邸には住まず、農場で奥さんと暮らしているとのこと。
「より便利で、より豊かで、わたしたちは幸せになったのでしょうか」
「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと」
会場の人たちは、小国の話にそれほど関心をいだいてはいなかったようでしたが、演説が終わったとき、大きな拍手が沸き起こったようです。
演説を意訳して子供もわかる表現、絵本になっているところもよかった。
#あや図書室